自己分析と生活科指導案検討

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自己分析と生活科指導案検討

記念すべきEduK第1回(まだEduKの名前を冠していませんでしたが)の様子を日記をまとめておきます。

弱点分析と対策

さて、本気で教育について考える教師塾「EduK」の第1回を開催しました。

本日参加してくださった先生は神戸市の小学校で臨時講師をされている先生。
これまでの教員採用試験の感触は芳しくなく、指導主事曰く「前回の採用試験では面接試験がネックだった」とのこと。

少しざっくばらんにお話した上で、今日はまず、自分分析をしてもらいました。

といっても特に特別な手法は用いていません。単純に自分の長所と短所を書き出すというだけのものです。しかし、結構でないもんなんですよね。自分の長所も書き出してもらったのですが、書き出してもらった長所を面接試験で出せていたかどうかを振り返ってもらうと自分の長所がまったく出せていなかったようです。

それもそのはず。

自分が長所だと書き出した点は先に書き出した短所・ネガティブなポイントを前向きに捉え直して書いただけなんですね。さらには、自分が長所だと思ってアウトプットしていることが、相手にはマイナス要素として伝わっているということもわかりました。

もちろん、自分の長所を見つけていく過程においてネガティブな要素をポジティブに捉え直すということは非常に大切で、むしろいいことだと言えます。しかし、こうやって振り返ってみて、長所に書くことがないから「今、視点を変えて捉え直しました」として書いただけにすぎず、現段階ではまだ自分の中で長所として落とし込めていないというのが課題です。

自分の長所を明確にして捉え直してみよう!

集団面接・集団討論のポイント

集団面接・集団討論についての話題では

  • 臨時講師としての立ち位置
  • 自分の長所を活かした話の展開方法
  • ポイントを押さえて周囲の話を聞く方法
  • 周囲の話を踏まえた自分の考えのアウトプットの方法

について解説しました。

今後、さらに参加者が増えてきた折には集団討論を見越した基礎トレーニング・ワークショップなどを取り入れ、実践力になる討論法を身につけていけるようなプログラムを予定しています!集団面接・面接試験だけでなく、普段の職員会議学年打ち合わせ、さらには保護者会保護者面談などでもしっかりと意見を述べることができるような力をつけていきましょう!

集団面接専用の勉強ではなくどこでも通用する実力を養いましょう!

指導案作成指導!!

また、本日は持込みで指導案の相談もありました。1年生の生活科の指導案活動やめあての設定について非常に悩んでいるとのこと。さらには自分の考えはあるけど、学年の先生達との打ち合わせの末、上手く考えが伝えられなかったり、教えてもらうこともできなかったり(逆に学年の先生のほうこそわかっていない場合が多いのですが)と悩みを抱えておられました。

よくありがちな例ですが、指導案を拝見すると、生活科にも関わらず国語や道徳の視点が強く前面に出すぎていたり、評価のポイントがそれによってぶれており、生活科という教科の捉えが非常に希薄になっていました。

教科毎の視点を明確にして評価のポイントを設定し、授業を組み立てよう!

明日使える授業づくりの構造分析!

また、1年生という発達段階から逸脱した活動の設定、関わりなどがあり、1つ1つのポイントを丁寧にほぐしていきました。

このようにEduKでは、まず基本的な授業力・教師力を身につけるところから教育を見直していきます。また、採用試験と実務は乖離するものではありません。あってはなりません。裏を返せば「臨時講師は仕事が忙しい」はさほど言い訳にならないとも言えます。

臨時講師でも…臨時講師だからこそ…採用即戦力として活躍できる力を今から身につけてしまえばいいのです。

実務を通して実力を身につけよう!

教員採用試験も実務を経ているからこそのアドバンテージを生かそう!

教育を変えるのは君だ!

臨時講師なのに…
初任者研修も受けていないのに…
学級担任を持たされて…

制度への不満としてはこれはアリです。行政はこれについて何とかしていくべきです。今後、この問題は改善されて然るべきでしょう。

ですが、今を生きる私達にとって、ただ不満を漏らして指をくわえて待っているくらいなら、ちょっと過激ですが、私は教師など辞めてしまえと思います。

子供たちに未来を託して背中を見せる立場になる以上、私達が問題だらけのこの社会に挑まなくてどうするのでしょうか。

一人でも多く、情熱溢れる教師を応援して、学校現場に送り込んでいきたい。それがEduKの思いであり狙いです。是非、たくさんの臨時講師の方々に足を運んでいただければ幸いです。

学校教育を担う情熱ある先生のご参加をお待ちしています!

おまけ

というわけで、初回ということもあり、はりきって文章を書きましたが、実際の雰囲気は非常にほのぼのしております。

今日のセミナーでは参加者の先生のお持たせのプリンを食べるところから始まりました。EduKは軽食持込可です。
(手土産を要求しているわけではないので、お気を使わず!!笑)

余裕を持って出られた先生は軽く食べてから来られるかもしれませんが、交通の便や退勤時間によっては駆け込みで来られることもあると思います。何かを頬張りながら受講したっていいじゃないですか。脳の栄養は糖分です。

また、お茶と珈琲、お水はご用意してます。うまい棒とチョコレートも置いてますよ。カフェでゆっくりするつもりでお集まりいただけたらと思っております。

今年の秋は臨時講師の先生方からいい報告をお待ちしております!!

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