さあ、いよいよGWが近づいてきて、臨時休校がこのあとどうなるのかが注目されていますね。
おそらく、間違いなく延長ですよね。この流れは。というわけで、今後、各自治体でどのようになっていくか、いろいろと心配かなと思いますが、オンラインで使えるアイディアをいくつか提案していきたいと思います。
ただし、自治体によってインフラ活用の整備の様子は違いますので、全ての学校で必ず使えるアイディアではありません。あくまで参考にしながら、自分の環境にあった方法を考え、取り入れてみてください。
オンライン授業で使えるアイディア
オンライン授業で使えるアイディアをいくつか掲載します。ここで紹介するアイディアは実際に私がオンラインで指導する際に使ったことがある方法だけでなく、今後是非取り組んで見て欲しいアイディアも含まれていますので、全てが「有効」であることを保障するものではありません。是非、試してみて、よければフィードバックをいただけるとありがたいです!
また、オンライン授業について知っておいて欲しいことなどは以下の記事にまとめてありますので参考にしてください。
授業の始め方
授業を始めるにあたって、オンラインでみんなが接続されると、子ども達の顔が一覧になって先生の画面上(使うアプリによりますがおそらくは子ども達の画面にも)にはみんなの顔が表示されている状態かと思います。
ここで考えてみて欲しいのは
- みんなで一斉に挨拶
- 接続時にそれぞれつながった順番に挨拶
- 挨拶なし
実は、これ、考え方としては通常の教室授業でも同じかと思います。
教室に入ってくるときに挨拶はしてますか?
1日の始まりであればしているかもしれませんが2時間目、3時間目となると基本的にはしないでしょう。
ずっと教室にいる子もいますし、どこかにでかけて帰ってきた子にいちいち挨拶するのも不自然です。
しかし、オンライン授業の場合は基本的に授業毎に接続されます。さすがに一日中繋ぎっぱなしってことにはならないでしょう。専科の授業や教科担任制ならなおさらです。
また、「つながってるよ」の確認にも接続毎に挨拶するほうが利便性が高いかも知れません。
ですので、基本的にはつながって顔が見えた瞬間に挨拶することに自然となるのではないでしょうか。
「○○さんこんにちは!□□さん、△△さん、こんにちは!■■さん、▲▲さん、●●さんこんにちは!」
みたいな感じですね。できれば、一人一人の名前は呼んであげて欲しいなと思います。ウェビナー(Webを介して行われるセミナー)なんかだと視聴者の数が多いのでそんなことはしませんが、学級単位であればせいぜい40人くらいまでです。
授業開始の瞬間に繋ぐというよりは数分前から繋いで待っといてもらうという文化にし、開始の瞬間までに全員の名前を読み上げるくらいの時間のマージンは必要でしょう。
個人の名前を呼ぶのは、もちろん接続確認の意味がありますか、それよりも「一人一人をちゃんと意識しているよ」という先生からの意思表示でもあります。また、これが自然かつ必然的にできるという意味ではオフラインよりも「個のつながり」はアピールできるチャンスかもしれませんね。
さて、それでは全員にこちらから呼名しながら挨拶は済ませました。つながった段階でそれぞれ返事も返してくれるでしょう。では、定刻になり、授業を開始する際にはどうしましょう。改めて挨拶をするかどうかですが、これはこちらから
「はい、みなさん揃いましたね。それでは算数の授業を始めます。」
と宣言するだけでいいでしょう。それだけで構えは十分に作れるはずです。
教室だと一斉に挨拶させているクラスも少なくないかもしれませんが、オフラインでの賛否はここではさておき、オンラインにおいては確実に無駄です。なぜなら、
- 個別の挨拶は済ませてあるので礼儀は十分
- 全員での発言は音が割れて何言っているかわからない
- シンプルに先生がピシッと宣言して切り替えるほうがメリハリがある
ということです。教室でもそうですが、そもそも挨拶をしたから構えができるものではないのです。
挨拶は礼儀です。気持ちの切り替えは礼儀とは別のメカニズムですので、挨拶ではなく気持ちで切り替えられるように持って行くべきでしょう。
そもそも、オンライン授業は生徒の側からも「接続する」という教室で「ただ座っている」以上に1授業1授業、心理的、行動的なハードルがあります。この段階で心の構えはある程度できているのです。
それよりもメリハリをつけて、さっと、端的に授業に入りましょう。
授業の導入
さあ、授業に入りました。小学校の教育課程では授業の導入は非常に大きな意味を持ちます。
単に学習内容を覚え、問題が解ければいいだけの指導ならば導入なんてほとんど要らないのですが、学校教育課程で大切にしたい「学び」がなんなのかは学校の先生であればきちんと理解しているはずです。
ベ○ッセでもどこでも学習コンテンツは非常に豊富に出回っていますし、N○K for Schoolなんかも活用すれば正直学習内容そのものは学校なんて必要ないと思わせるほど世の中は情報で溢れかえっています。
本人にその意志があれば、学校などなくても学力はつくという事実は中途半端に否定せずにはっきりと認めるべきでしょう。
あまり深掘りすると帰ってこれなくなるのでこの辺で。
さて、オンライン授業における導入はどうしましょう。教室なら子ども達の反応を見ながら食いつかせていくところですよね。教室の温度感を探りつつ、ときにはちょっとびっくりも仕掛けながら「おおっ!」という場面を作ったりなんかもして。
でもオンライン授業ではそれは教室よりも圧倒的に難しいです。なぜなら、1番大きな要因は「画面上である」ということ。
オンライン授業をする上で先生達に意識しておいて頂きたいのは、向こうから見た自分は「スマホサイズ」ということを忘れないでください。
子ども達がどのデバイスで参加しているかにもよりますが、どんなデバイスで参加していたとしても先生の画面はスマホサイズかそれ以下の可能性は十分にあるのです。
もちろん、スマホで参加する子どももいるかもしれません。
タブレットで参加していたとしてもせいぜい10インチ程度でしょう。
パソコンだとしても、子どもがみんな27インチのiMacで参加していると思いますか?
多いのは13〜15インチのノートパソコンでしょうね。それでもフルスクリーンならまだいいんですが、きっとそんなことはありません。
また、フルスクリーンだとしても、他の子ども達の顔も映してるかもしれませんので先生の顔は他の子と同じサイズかもしれません。
いずれにしても「教室ほどの臨場感とサイズ感はない」ということはしっかりと意識しておいてください。
また、カメラワークも恐らくは固定ですよね。わざわざカメラマン役と喋る役でオンライン授業をすることってないかと思います。あったとしてもプロカメラマンでもない限り、カメラワークはお粗末でしょうし。
と、思って臨みましょう。それでも子ども達が「おっ!」と興味を示してくれるにはどうすればいいかを考える必要があります。
教科・単元毎にできることは違いますので、これ以上具体的にはなかなかここでは伝えづらいですが、例えば、「何かを提示するのであれば、画面一杯に映す。」というのは基本になりますね。
また、カメラの焦点距離も把握しておきましょう。何かをアップして映すときにはどのくらいまで寄ってどのように見せるとどんな風に見えるのかを事前に確かめておくことは大切です。
逆に言うと、きちんと映すことができれば、これはメリットになります。教室だとどうしても後ろのほうの子には小さい物が見えません。理科の実験なんかだとどうしても小さな現象が確認しにくいのですが、オンライン授業だとそのあたりは公平になります。
また、これはアイディアなのですが、導入時のちょっとした瞬間を記録しておいて欲しいとき、「この状態、みんなスクショ撮っといてね!」って言うことも可能です。(例えば、何かを観察し、授業後様子が変わるような実験など。初期状態を覚えさせるのに、画像比較がしやすければ考えやすくなる)
授業の展開
次は授業の展開です。導入でこの時間の課題を見つけ、取り組むことが分かったら、次は見通しをたて、取り組んでいきます。そのとき、必要となるのが、教室であれば、ペア活動や班活動によるディスカッションや1人活動でノートにアイディアを書き出すなどの作業でしょう。
これはオンライン授業に使用するソフトウェアの機能によってアイディアはまちまちなのですが、いずれにしても結果として1人、ペア、班の活動は実現したいですね。実現したい理由は述べるまでもないかも知れませんが、「主体的で対話的な深い学び」に繋げていくためです。(ここではこれ以上深掘りしません)
ではどのように実現しましょう。
1人活動(ノートワークなど)
1人活動の場合は思い切って画面ミュート(カメラオフ)が良いかと思います。
カメラオフにしても音声はミュートされないなら好都合ですね。「ではみんな画面つけて」と指示することが「ではみなさん鉛筆置いて顔あげて」に対応するでしょう。
もし音声も一緒にミュートされる場合は別の指示を出す方法を用意しておくといいでしょう。例えばアラート機能、チャット機能などでしょうか。一斉にメッセージを送る機能なんかもいいかもしれません。
この方法の教室授業との違いは「活動中の子どもの様子がわからない」ということがありますが、ここは思い切ってわからないほうがいいと割り切ったほうが良いでしょう。また、「できた人からカメラオンにしてね」とすると、「顔を上げてね」に対応することになりますし、こちらからもむしろ状況が分かりやすくなります。
また、マイクのミュート状況などによっては先に画面がオンになった子とコミュニケーションを図れるかもしれません。
ペア活動
ペア活動はなかなか課題があるかもしれませんね。
まず、ペア活動も後述の班活動もソフトウェアによりますが、方法としては「一度クラス全員の会話から離脱してグループ毎の通話に切り替える」という方法になります。
一部のオンライン通話ソフトは実際の会議室のようなレイアウトの画面でそれぞれのアイコンを振り分けることで全体の接続を維持したまま会話を限定的なグループにできたりもできますので、非常に便利ですが、そうした機能がない場合は、接続を切って、再接続をするといった方法が必要になるかと思います。
後者の場合はやはり、画面が切れても全体でコミュニケーションが取れる別の手段(テキストチャットなど)は用意しておくべきでしょう。
さて、ひとまずグループ(ペア・班)にはなりました。まずペア活動について考えてみましょう。
ある程度クラスの雰囲気ができていて、子どもの様子を把握できていればいいのですが、オンラインにおけるペア活動は正直、非常に難しいのではないかと思います。理由はペアの親密度の差と教室ではあり得た全体の緊張感がオンラインだと一切なくなるためです。
ペア活動は教室でも結構気恥ずかしいもので、仲良しさんなら抵抗なく取り組めますが、そうでもない子と組み合わさるとお見合いカップルかと思うような状態になり活動にならない様子は想像に難くないでしょう。
教室ならば先生がそれを察知し、手を差し伸べにいったり、隣のペアが補助したりといったフレキシブルな対応が行われますが、オンラインはそれらがシャットアウトされているため、本当にただのお見合い状態です。それを先生が察知することも容易ではありませんので、フォローもできないでしょう。
また、変に中のいい2人だともはやちゃんと活動しているかの保障は全くできません。何か成果物を示させる活動ならまだしも、英語活動のオーラルコミュニケーションのようなものであれば一体何の時間だったのかとなるのは火を見るより明らかだと思います。
結論としては、この方法は極力使わないことがベストでしょう。
班活動
しかし、ペア活動とは裏腹に、班活動はできれば入れたいところですよね。全教科・全単元で班活動無しなんて正直ちょっと考えられないというか、それこそ、「学校である意味」が薄れる一つのポイントかもしれません。
班活動については、あらかじめ班を作っておき、それぞれのグループに先生が入れるように(招待コードやURL、ルームパスワードなどの共有)しておきましょう。
そして、さっと子ども達がグループの会話に接続し、先生もそれを覗きに行ける状態を実現しましょう。それができれば、班活動はかなり有用な場になるのではないでしょうか。
先生は班活動中、ぐるぐるといろんな班の会話を覗きに行きます。もちろんそのときに質問を受けても良いし、班からの質問はテキストチャットで受け付けておいたり、個別に呼び出しに応じる(個別呼び出しは対応が煩雑になる可能性もあるので基本的にはやめた方が無難かも)などが考えられるでしょう。
そして全体の場で、班ごとに代表者が喋るという形式にすれば班活動は簡単に実現できます。
授業中の活動
さて、授業展開のいろんな形について触れてきましたのでこれで大体の授業の流れはイメージできてきたのではないでしょうか?正直、教室で行う授業と違うといいながら本質は同じですし、柔軟に考えることで、教室で行う以上のメリットもありますね。(もちろん、教室のほうが良いこともあります。そこはトレードオフですので、双方の良さをそれぞれ認識すればいいと思います)
ところで、オンラインのメリットはこちらの意図する活動に留まらずこんなことも考えられます。
以下の行為は一見お咎めしたくなる先生もいるかもしれませんが、是非、予めこちらから提示し、運用ルールを(軽くで十分)定めておくことで子ども達の学習効果は飛躍的に上がるでしょう。
率先した調べ学習
オンライン授業中、デバイス環境によっては、授業画面の他にブラウザなどを起ち上げることも可能ですし、子どもの部屋には辞書なども充実している子もいるかも知れません。そうした資源はフル活用するべきでしょう。
例えば社会科の授業中に疑問に思うことなどはその瞬間にググらせたっていいわけです。子どもの方から率先してググりながら聞く子もいるでしょう。
授業画面の記録
導入のところでも触れましたが、オンライン授業なら画面の記録が簡単です。
スクショ(スクリーンショット)を撮れば済みますので、スクショを積極的に活用させましょう。学習対象の初期状態、変化の過程、結果や例示したものなどを撮っておくと後から参照しやすいですし、班活動やまとめの発表のときに子どもの方から「さっきのアレは・・・」と例示に使えるかもしれません。
板書を写す時間は不要
さらに、スクショが可能なら板書を写すなんていう時間はもはや不要ですよね。
そもそも板書だって、場合によっては不要で、フリップや画像をこちらも用意しておけば、それを提示するだけかもしれません。この辺りは教材に応じて、臨機応変に対応してください。
ワークシートの配布時間の削減
ワークシートは予め共有フォルダに入れておきましょう。後から配付するにしても同様に共有フォルダにいれれば全員に同時配信が可能です。(著作権には注意してください)
ただ、回線環境によってデータ送信にタイムラグが生じますので、早めに共有フォルダにいれておくほうがいいかと思います。基本的には授業前に全員がダウンロードできるようにしておきたいですね。
トイレへの離席の簡易さ
これについては離席中のマークが出せればそれで万事OKです。黙って勝手に行ってくれで全く構いません。
教室でもいちいち言わせる先生もいますが、それは教室を出たことに気付かないのを防止するため、不意に教室を離れ何かがあっては困るから把握したいだけで、まさか「トイレに行くことに対して許可を与えるため」に報告させている先生はいませんよね?
「トイレに行ってきていいですか?」ではなく、「トイレに行ってきます。」で良いんです。
であれば、オンラインならそれさえも不要です。だって、相手(子ども)は自宅なんですから。どこに行こうがこちらが把握する必要はほぼありません。
質問を随時行える
授業中の質問についてですが、教室だと先生の話を遮って質問をするってなかなかしにくいですよね。
するべきでないときもあるかもしれません。また、手を挙げにくい、タイミングを逃した、人数が多くて当ててもらえないなど。。。教室では結構機会損失があります。
しかし、テキストチャットを用意しておけば、質問はテキストチャットに随時流していけば良いのではないでしょうか。
好きな時に質問をテキストで流すんです。
先生は切りの良いタイミングでざっと目を通すだけ。めぼしい質問をピックアップして答えれば、これほど質の高い質疑応答はありません。
子どものタイピング能力?心配なのは最初だけです。
オンライン授業が普通になればタイピング速度は一瞬で向上します。杞憂です。
授業のまとめ方
はい。ようやく来ました。授業のまとめ。
こうして進めてきた授業もいよいよ終盤です。どうでしょうか。子ども達の学びは非常に有用なものにできそうな気がしませんか?そうなればまとめはもう自ずと見えてきますね。
教室授業よりも初期(導入)と最後(結果)の比較はしやすくなっているはずです。この時間で何が学べたのかをきちんと確認できるようにしましょう。もちろん、「これがわかりましたね。」と押しつけるのではなく、「これがわかった!」と子どもが気づけるように促すことが大切です。
最後に学習したふり返りをテキストフォームなどに記入させて提出させましょう。おそらく、これまで教室で手書きで書かせていたふり返りよりもずっと質が高く、先生も読みたくなるようなふり返りができるようになっていくと思いますよ。
課題について
おまけですが、課題についてはテキストチャットや専用掲示板などで周知できるようにしましょう。
共有フォルダが用意できれば配付・提出は容易です。メール添付はそれしかなければ仕方ありませんが、あまり好ましくはありません。理由はいくつかありますが、1番は技術的な面です。メールの構造上、セキュリティ、容量制限などで不便が多いというのが挙げられます。重いデータになるとなおさらです。
また、繰り返しになりますが、配付するデータについては著作権に注意して作成・配付してください。著作権についてはこちらの記事で触れています。
授業外で活用するオンライン
オンライン授業が今後の学校の有用なツールとして注目されていますが、オンラインの要素にはライブ配信によるオンライン授業以外にもいろいろあります。
動画コンテンツ
主に教育委員会などが主導で作ったり、NHKや教材会社などが作成したものなど、優良なコンテンツはすでに多数存在しています。
それらを活用しない手はありません。授業では、個々の興味・関心に応じて、コミュニケーションを通じて定着を図り、人間性にまで踏み込んだ教育が行われるのが学校です。しかし、単純に教科・単元の理解度に特化すれば、学校でははっきり言って保障しきれない部分があるのも現実です。
この事実はきちんと明確に捉えておく必要があると思います。その上で、学力については優良な動画コンテンツを積極的に活用してもらい、予習・復習に役立ててもらい、さらにそのフォローに担任を活用するというサイクルが効率がよいでしょう。
これは決して、責任を放棄していることにはなりません。担任も人間ですので限界があります。40人もいるクラスの子ども達全員に個別対応などできるわけがありませんので、基本的には授業で把握できなかったところはコンテンツを活用し、補填して、それでも質問などがあれば担任が個別に対応するほうが、よっぽど子どものためになります。
コミュニケーションツール
メールやテキストチャット、掲示板などのコミュニケーションツールは今後緩和されていく流れになるかと思います。担任からクラスの子ども達への連絡手段が柔軟になり、連絡帳でしか連絡できなかったコミュニケーションがもっと便利になっていくでしょう。
これらの活用方法も今後検討していく余地がありますね。
大切なこと
最後に、オンラインで授業を行うことになっても、教室でオフラインの授業を行うにしても、さらに今後、オンラインの技術を持ち込んで教室での授業を行う、いわゆるハイブリッドの時代が来ても、大切にすることは何ひとつ変わりません。
どんなに優秀な動画コンテンツがあっても、どんなに便利なツールができても、人間を育てるのは人間にしかできません。
「その子」にとって信頼できる存在は担任である「あなた」にしかできないのです。
親も子どもは育てますし、ある程度勉強を見るといったことは可能です。
しかし、家庭の外のコミュニティ(小社会)において、「その子」を「社会人」として育てることができるのは「学校の先生」なんです。